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秋鹿小学校の統廃合について

小学校の統廃合が続く島根県ですが、私の住む秋鹿地域においても小学校の統廃合の話が生じています。

2025年に古江、大野、秋鹿の3小学校統合の案があり、来年くらいを目途に話し合って統合するか否かの結論を出すとのことです。

今は行政の方針によって統廃合が決定されるのではなく、地域住民の声も反映しながら統廃合方針が進められ、いいことと思います。一方、地域住民の声といっても、統合に賛成、反対の両方の意見があり、それをまとめていくのは大変なことと思います。

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山陰新幹線は必要なのか?

山陰に新幹線はいるのか????

私は新幹線は好きである。島根からは特急やくもにのって岡山まで行き、ようやく新幹線に乗れる。岡山までが遠く、そこからは高速移動なイメージ。新幹線は速く、とても快適だ。

しかしながら、新幹線を山陰に走らせるとしたら、どれだけの費用がかかるのだろう。国やJRが整備して地元の資金負担が無ければいいという考えなのだろうか。

高速道路が整備され広島や関西方面への移動は速くなったし、島根の東西間の移動も高速道路が繋がることにより早くできるようになる。

それに加えて本当に新幹線等は必要なのか?地域では効率化のもとに様々な施設が縮小されているというのに・・・。

私は山陰に新幹線はいらないと思う。そのかわり、新幹線を整備するだけの費用を地域の振興のためにまわすような政策を施すべきであると思う。

 

 

運動会

先日、嫁の実家の運動会に参加させてもらいました。

幼児の旗とり競争の付添のつもりが、綱引き等の大人の競技にも参加させてもらいました。

私の地域と同様に高齢化が進んでいる地域ですが、若い方も参加され、何人かの方と話すこともできました。

年に何度も嫁の実家には泊まっていますが、地域の方と交流することはあまりなかったので、とてもいい経験でした。

交流することにより、より一層、その地域に親しみをもてるようになりました。

運動会に、地域の出身者の家族に出てもらうことはUターンやIターンを増やすきっかけになるのでは、と思いました。

近くの人を大事にする気持ち

近隣の人が困っていると手助けをする。日本人には、このような感性が備わっていると思います。昔から近所の人で助け合ってきた文化があるように思います。

その助け合いも、若い人がその中にいるからこそ持続していく側面は大きいと思います。

そうすると若い人は分散して居住することが、助け合う社会を形成するには必要なことと思います。

不動産政策でいうと、大規模開発を行うと、若い人がその土地に一気に集まり、そして後々、一気に高齢化していきます。

大規模開発は地域が活性化したり魅力が高まり、良い側面もあるのですが、私は若い人の居住地を分散させるための小規模開発が必要であると思います。松江市レベルでいえば大規模な住宅地の開発はもはや必要ではなく、小規模開発を分散して行っていくべきと思います。

 

小中学校の統廃合が加速してますが

小中学校の統廃合が加速する流れが広がっています。

適正規模の観点からいうと望ましいことと思います。ある程度の人数で集団で学んだほうが社会性が身に付くでしょうし、いろいろな価値観をもった友達と出会い、個々の能力も成長していくからです。ジョン・デューイの名著「民主主義と教育」においても学校教育の役割を「子供たちの一人一人が、生れついた社会的集団の枠から逃れて、もっと広い環境に積極的にふれる機会を与えるように配慮することである」と述べており、より多様な価値観をもった人々との接触を求めています。

しかしながら、小中学校の統廃合は、いろいろなところで指摘されているように大きな問題を含んでいます。

まず、小学校が地域の行事等の中心となっており、統廃合により地域活性化に水を差すことになるということがあげられます。そして、小学校がなくなると、若い世帯がその地域に住まなくなり、地域の衰退に拍車がかかる傾向が強いです。

また、地域の小学校の生徒は、その地域の文化等を継承する役割を担っていると思います。個人の人生は自由であり、都会地や世界に羽ばたくことはいいことであると思いますが、その地域を守っていきたいと思う人も多いわけであり、そういう人の思いが犠牲になっていくのではないかと思います。

しかしながら、これからの人口減少社会。全ての地域が現状を維持できるわけではありません。どこの地域を中心として生かしていくのか、小中学校の統廃合と含めて考えていかなければなりません。

 

 

 

川津開発計画暗礁

川津地区で計画されていた大形商業ゾーンの検討を松江市が打ち切ったとの記事を先日、新聞でみました。

学園まで国道431を東に約3キロの農地が広がるエリア。個人的に開発計画が打ち切られてよかったと思います。近年の松江市は郊外に街が広がっており、中心地に人が少ない状態となっています。当該計画が実現されれば、周辺に住宅地が増え、ますます郊外に人が増えることとなったと思います。

川津の開発計画を打ち切った松江市の判断は非常に良かったと思います。

人口減少社会に向けてメリハリのある計画が必要です。

個人商店

仕事がら、中心地から離れているような地域にもでかけていきます。

そのような地域において個人商店に地域の人が集まっているような光景を、よく見かけます。地域の情報交換や楽しみの場としてサロンのような役割を果たしていると思います。

しかしながらコンビニが増えてきたことや、後継者不在等により個人商店も減少傾向にあるようです。

地域に気軽に集まれるような場は必要で、コンビニにそのような役割をもたせたり、補助金等を出してサロンのような場を作っていくことが必要と思います。

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